音の跳躍について
音楽的に演奏するとはどういう事か?
感受性が豊かな演奏とはどういう事か?
旋律を歌うように演奏するとはどういう事か?
演奏者にとって言葉にするのは、
とても難しいと思います。
そこで、音楽修辞学フィグーラに基づいた言葉があります。
音楽を表現するにあたって、
聴き手に伝える為の音型というのがあります。
有名なのは、愛の6度・憧れの6度というものでしょうか。
6度というのは、ドから数えてラまで跳躍する音程です。
6度を見つけた時に、何も考えずにサッと演奏してしまうと、
それはそれは味気のない演奏になってしまいます。
愛おしく、憧れの気持ちを持って6度を渡ると、
音楽的に聴こえてくるのです!!
他にも、いっぱいあります。
天使の4度。
天国に送るかのように、または、
天使が優雅な気持ちで過ごしているような情景を
思い浮かべながら演奏すると、とても素敵になります。
完全5度は、永遠を表しています。
ぴったり音程が合わないと気持ち悪い音間ですね。
ただし、増4度・減5度は、悪魔の音程と言われていて、
緊張感や不快感を意識しないといけないでしょう。
短3度は、絶望感を表し、
7度の跳躍は苦しみを表しています。
完全8度は、神への崇高の気持ちを持つように、
グッと堪えながら跳躍すると、
音程も意識出来て、音楽的になると思います。
今、あなたが演奏している楽譜。
よ~く音程をチェックしてみてください!
演奏の仕方が、必ず変わるはずです☆